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レッスンレポート#43 脚本クラス

  • 紺道ゆかり
  • 5月4日
  • 読了時間: 2分

今回は、役者さんに向けての話です😊



「行間を読む」

こんな言葉を聞いたことがあると思います。


これはよく使われる言葉ですが、

どこか抽象的で、

わかっているようでいて実ははっきりしない。

出来ているのか出来ていないのかも、

よくわからない感覚があると思います。


なぜそのようなことが起こるかというと、

台詞を読むときに

どうしても“文字”に囚われてしまうからです。

「きちんと言わなきゃ」

「間違えずに言わなきゃ」

と思えば思うほど、

頭が先に動いてしまいます。


でも、

実際の自然な会話は

そんなふうには進んでいません。


人は、

相手の言葉を最後までじっと聞いてから反応しているわけではなく、

むしろ途中で意味を想像しながら、次の言葉を準備しています。


だからこそ、

少し早く反応したり、かぶったり、揺れたりする。

それが“生きた会話”なんですね。


ところが台本になると、

相手の台詞を「最後まで待ってから」自分の台詞を言いがちになります。

相手がこれを言ってから自分の番、という頭になってしまうのです。


すると、

本来の会話のリズムから少し離れてしまい、

会話が不自然に見えてしまいます。


だから大事なのは、

「待つこと」ではなく、

「感じながら受け取ること」です。


そして、

その場で起きていることに対して、

感情が先に動いていくこと。


「行間を感情で読む」ということが、

いわゆる「行間を読む」という言葉の本質に近いと言えると思います。




では、

脚本を書く側の逆の立場から見てみましょう。


自然な会話を作るためには、

今度は役者の演技とは逆に、

あえて行間を“作る”ことが必要になります。


すべてを説明しすぎず、余白を残すことで、

役者がそこに想像や感情を流し込めるようにする。


そうして、会話が生まれていきます。



書く側と、演じる側。



どちらも行き来してみると、

同じ「台詞」でも見えてくるものがまったく変わります。


そしてその視点は、

必ず役者としての表現にも生きてきます。




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