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文章が長くなってしまう子 「短く書きなさい」だけでは直らない理由 #54

紺道ゆかり
11 分前
読了時間: 3分

「うちの子、いつも文章が長くなって、何が言いたいのかわからない」

「学校でも、もっと短く書きなさいって言われているみたいで……」


そんなふうに気に悩んでいませんか?



学校でも指摘されているし、

本人も短く書かなければいけないことはわかっている。

それなのに、なかなか直らない。


それはなぜなのでしょうか?



実は、

「短く書いてね」と伝えるだけでは、

どうすれば短く書けるのかがわからないからです。



♦︎文章は、なぜ長くなってしまうの?

ここで、普段の会話を思い出してみてください。

私たちは話すとき、

いつも整理された言葉で話しているでしょうか?


実は、

話しながら思いついたことを、次々と付け足していることも多いのです。


例えば、こんなふうに。

「昨日、友達と出かけたんだけど、行こうと思っていたお店が休みで、どうしようかと思っていたら、近くに新しいお店ができていて……」


こんな話し方でも、会話は成り立ちます。


なぜなら、

会話には文章とは違う特徴があるからです。

① 相手の表情や反応を見ながら話せる

② 聞き手が話の続きを予測してくれる

③ わからないことがあれば、その場で聞き返せる


つまり、

会話では、言葉以外の情報や聞き手の助けも借りながら、伝え合うことができるのです。




でも、文章は違います。


読み手は、

書き手の表情や反応を見ることができません。

その場で聞き返すこともできません。


書き手は、文章だけで読み手に伝えなければならないのです。


だからこそ、

伝えたいことを整理し、読み手にわかるように書く必要があります。


ところが、

普段の会話と同じように、

思いついたことを次々とつなげて書いてしまうと、一文がどんどん長くなってしまいます。


短く、わかりやすい文章を書くには、

伝えたいことを整理し、文を区切る練習が必要なのです。



♦︎では、どうやって練習するの?

当教室では、

まず、こんなルールを決めて練習します。


① 一文に入れる動詞は、2〜3個までを目安にする

例えば、

「私は昨日、友達と公園に行って、遊具で遊んで、帰りにお菓子を買って帰りました。」


この文章を、次のように分けてみます。


「私は昨日、友達と公園に行きました。そこで、遊具で遊びました。それから、帰りにお菓子を買って帰りました。」


伝えている内容は同じでも、一文が短くなり、読みやすくなります。


② 「〜して、」は一文に一回まで

例えば、

「朝起きて、顔を洗って、朝ごはんを食べて、学校に行きました。」


このように、「〜して」と動作をつなげていくと、一文が長くなりがちです。


そこで、

まずは「〜して」を一回使ったら、文を区切ってみます。


「朝起きました。顔を洗って、朝ごはんを食べました。それから、学校に行きました。」


このように、動作ごとに整理すると、文章がすっきりします。


こうした小さなルールから、短く書く練習を始めていきます。



♦︎「短く書きなさい」だけでは、書き方は身につかない

「もっと短く書きなさい」と言われても、

どこをどう変えればよいのか、子ども自身にはわからないことがあります。


一文が長くなってしまう子に必要なのは、

・どこで文を区切ればよいのか

・どうすれば、伝わりやすい文章になるのか

その方法を知り、実際に書きながら練習することです。


最初から、短くわかりやすい文章を書けなくても大丈夫。

書き方を学び、練習を重ねることで、

少しずつ伝わる文章が書けるようになっていきます。




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